乳腺炎で切開

妊娠中の体重管理の反動から美味しくて濃い～っものをたくさん食べ、しかも新生児の頃から比べると授乳間隔はだんだん長くなり、その上、夜はぐっすり眠ってくれる親孝行のぽにょさんのおかげで私はまたまた胸にしこりを溜め込むこととなりました。

今回のはかなりやっかい。マッサージしてもらっても、抗生物質飲んでも一向に小ちゃくなってくれず・・・。むしろどんどん育っていったのです。気がつけばしこりの大きさはこぶし大。明らかに胸の形はいびつに変形し、寝返りするのも、手を挙げるのも、服が擦れるだけで激痛を伴うようになってきました。

マッサージに通っていた近所の助産院では「マッサージではどうにもならない。熱が出たら切開するしかない」とお手上げ宣言。しかも切開するお医者さんによっては母乳が止まってしまうこともあるんだそうな。一旦止まった母乳はもう出なくなり、次の子のときももうそこからは母乳が出なくなるとのこと。

「そんなのいやや～」と藁をもすがる思いで、母乳管理法で有名な○谷式の助産院にも行ってみました。そこでも答えはほぼ一緒。「外科の先生紹介するから切開してきて。あとの消毒は毎日ここでやってあげるから。母乳は止まらないようにしてあげる。消毒は１週間になるか１０日になるか・・・ここまでひどくしちゃったんだからしょうがないじゃない。」だって。母乳が止まらないのは魅力的。でもここでの治療は保険が効きません。○谷式は初診５０００円、その後は１回につき一律３５００円。１０日かかったら３５０００円薬も何もでないのに・・・。この時点で熱は出ているわ、痛みは治らないわ、もうフラフラで判断能力なんてほとんどなかったけど、なんか私弱みにつけこまれて騙されてないか？と思い始めてきました。（これじゃないと施術が受けられないとか言われて○谷式専用タオルとか買わされたし、領収書もくれないし・・・）結局○谷式はどうも私の肌にはあわないと判断。

胸を切るってやっぱ女にとっては傷がいくら少しでもショックなもの。結局一番信頼しているところに判断してもらおうってことでぽにょさんを産んだ産婦人科へ相談しに行きました。（そこにたどり着くまでにはママ友のゆぽぽんちゃんにヘタレメール打ったり、半ベソで旦那様に電話したり大変だったけど）信頼する院長先生の判断も「切開必要」。「よくここまで頑張ったね～。痛かったね～」ってなんて優しいお言葉。

結果的には「切開」だったけれど信頼している先生に言われると、ほっとするというか一気に恐怖心が消えていきました。そしてそのままその日のうちに切開。

ココから下は痛い表現が苦手な方は読まないで。。。

麻酔は局所麻酔。服が擦れるのも痛いところに麻酔の針を刺される訳だからこれまたとんでもなく痛い。そして胸にメスを入れた後（麻酔は効いているけどかなり痛い）しこりを上から押さえて溜まった膿を傷口から出していきます。一度で膿は出し切れないので傷口が閉じないようにガーゼを詰め込み、１週間かけて膿を出していきます。そのガーゼの交換と傷口の消毒に毎日通院。切開されるのも痛かったけど消毒はさらに痛い。麻酔なんてもちろんしていない生傷（焼いたウインナーの切れ目みたいにぱっくり開いた感じ）にガーゼを詰め込まれるんですから縮みあがる痛さです。それでも傷は閉じようとしてくるので時にはまた少し傷口を広げながらガーゼを詰め込まれます。毎回消毒の後には点滴。薬も出してくれました。

そして１週間、傷口もどんどん閉じていき、膿も出なくなり、腫れもすっかり治まりました。母乳も止まらず、むしろ以前より出が良くなったような気が。傷も癒えたし、産婦人科のスタッフの方はみんな親切で優しくて、クタクタになった私の心も癒され～。ますます、私はこの産婦人科のファンになってしまいました。絶対次もここで産みたいわっ。もちろん治療費も保険適用でとってもリーズナブル！

こんなに痛い思いをしたけど、結論・・・・

 

それでも陣痛のほうが何倍も痛いです。

そして最近の私は

ぽにょさんに栄養を取られ続け、先月くらいから抜け毛がひどくなってきました。

食欲は旺盛で、ご飯１合とか弁当２人前くらいはペロリと食べてます。それでも・・・

体重は　出産直後からマイナス１３ｋｇ。妊娠中５ｋｇしか増えなかったので妊娠前の体重からはマイナス８ｋｇになりました。出産直後の骨盤矯正ガードルが効いたのか、特にお尻と太もも周りのお肉が落ちてジーンズのサイズは２サイズダウン。あんなにジムに通っても落ちなかったのに。。。　母乳育児は最強のダイエットだわ

旦那様はというと、ＦＸを始めました。がっつり儲けてぽにょさんのおもちゃ買ってあげられるかな～。

 

タグ：切開 乳腺炎

コメント 4

大変でしたね〜。よく頑張ったね〜。
読みながら涙がでてきました。(T_T)
確かに、病院の対応って大切ですよね。
私の場合、出産した病院に駆け込んでも
助産師さんはマッサージすらしてくれず
抗生剤を処方されただけ。
結局、私は市に電話して助産院を
紹介してもらいました。
その時、対応してくれた保健婦さんが
たったひと言、「大丈夫？」といってくれました。
その言葉が、弱った心にじーんと染みこんできて、
それまで我慢してた痛みや子育ての心労が溶け出し、
涙が止まらなくなってしまいました。
また、マッサージをしてくれた助産師さんも
とてもいい方で、「よくがんばったね。お母さん偉いよ〜」と
言ってくれ、これまた涙したのでした。
このときほど、「言葉」の重みを感じたことはありません。
結局、私の場合半年間毎月マッサージしてもらっていました。
いまでは、甘いものを食べてもしこらなくなったので
もうしばらくの我慢ですよ!!
お互い頑張りましょうね〜。
by koneco (2008-11-29 11:50) 

konecoさんへ

ご共感いただきありがとうございます～　（T。T）
私もまさか出産してからこんなに苦しむとは思っていませんでした。
切開になったときには食べるのが大好きな私なのに、スーパーに行ったりTVのグルメ番組を見るたび「これ食べたらまた詰まるかも」と食べ物を見るのが少し怖くなってしまうほどでした。ほんとつらかった～。
今はとにかくお乳を溜めすぎないように、ポニョさんが飲みきらない時は絞ったり、詰まりを少しでもなくすように漢方薬の牛蒡子を飲んだりしています。そのおかげか今は痛みもしこりもなく安定しています。極端に濃い～食べ物以外は最近解禁しつつありますが、やはり詰まったら怖いので私も定期的におっぱいマッサージに通おうかなと思っています。
それにしても言葉って大切ですよね～。
子育てなんて初めてのことばかりだし、産後のホルモンバランスの崩れもあってちょっとした言葉にいつもより傷つきやすくなっているのかも知れませんが、かかりつけの産婦人科の院長先生に「よくここまで我慢したね～。痛かったやろ～。ほんと頑張ったね～」って言われたときは私も涙がでました。張り詰めていた気持ちが解きほぐされたというか、ｋｏｎｅｃｏさんがおっしゃるようにじーんと染み込んできました。
あと、子供の存在の大きさに気づきました。オーバーかも知れないけど、どんなに痛くたって苦しくたって傷が残ったってこの子にお乳をあげられるるなら何でも我慢できるわって思いましたもん。こうやって少しずつ少しずつ「母ちゃん」になっていくんでしょうね～。
ちびちゃん達が落ち着いたらｋｏｎｅｃｏさんとランチでもしたいですね。
by びーまる (2008-12-01 17:02) 

そんなに大変な思いをしてたんやね。ほんと泣けるなぁ～！！
食べることが大好きなびーまるさんやもんなぁ。
そりゃぁ、反動から食べると思うわ。それがこんな仕打ちが待ってるなんて…。
胸のしこりがこぶし大って、想像できへんぐらい大変なことになっててんな。
切開だけでも痛いのに、傷口を開いてまた消毒って…(-"-)
ほんとによく耐えたなぁ。精神的にまいってしまうよな。
それにしても○○式に騙されなくて良かった。絶対に怪しいわ。
弱ってる時には、なんでも言う事聞いてしまいそうやし。
信頼できる病院で見てもらえて良かった。それだけで気持ちが全然違うもんなぁ。
私も「子宮内膜症」で手術した時も、どれだけ病院をまわったか…。
先生によって言うことも全然違うし、言い方もきつかったりして精神的にまいりそうやったもん。
最終的に良い先生に出会えて手術できて、納得いく治療ができたもん。
ほんと病院や先生は大事やなぁ(#^.^#)
ぽにょちゃんが元気にすくすく育ってるみたいで何よりやわ♪
ほんと大きくなったね！！かっわいい～。。。
by おたふく (2008-12-01 23:56) 

おたふくさんへ

ほんま大変やったわ～。
まっ、これもいい？思い出なんかなと。
○谷式は母乳マッサージではとっても有名で成果もあげてはるところやから悪徳業者ではないねん。たしかに技はすごいと思うし。○谷式とあわへんかったというか、私はそこの施術してくれる助産士さんとあわへんかったんかも。
女性の病気はデリケートなもんが多いからね～。精神的にもケアしてくれる病院や先生が一番やね。
ぽにょ、大きくなったやろ～。ついに７ｋｇ超えて重い重い（＾＾）。
by びーまる (2008-12-03 09:50)